虫歯治療 | あいおい歯科グループ 横浜駅前歯医者・矯正歯科|横浜駅より2分

虫歯治療

虫歯について

虫歯とは?

虫歯とは?

歯の疾患の中で一番多いとされている「虫歯」

虫歯は、歯の疾患の中では一番多いとされる病気です。歯垢(プラーク)の中の虫歯菌が出す酸によって歯の表面のカルシウムが溶け出し、穴が開いてしまうのが虫歯の症状です。
ただ、虫歯菌がいるからといってすぐに虫歯になったり、突然歯に穴が開くような病気ではありません。

虫歯の原因について 虫歯は一度治療したら安心?

虫歯のメカニズムについて

口の中に存在する虫歯菌が歯の成分を溶かす「脱灰」を起こし、やがて歯に穴が開いて虫歯になります。
もっと詳しく説明すると、虫歯の原因となる菌はミュータンス菌と呼ばれる菌になります。ミュータンス菌は、まず歯に付着して歯垢(プラーク)を作り、食べ物に含まれる糖質を使って酸を作ります。
この酸によって、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリン酸が溶かされてしまうことを、「脱灰」といいます。

虫歯の症状について

脱灰が進行すると、歯の内側部分(エナメル質や象牙質)がスカスカの状態になり、やがて歯に穴が開いてしまいます。この虫歯の穴が、歯の内部にある歯髄(神経)まで達すると強い痛みが伴います。歯の痛みに悩まされないようにするためには、虫歯を早期に発見し治療をすることが重要です。

虫歯の痛み方について

虫歯には段階がC0〜C4という5段階あり、段階に応じて症状が違うので、痛み方が異なります。5段階のうち、1段階目(C0)と2段階目(C1)では、実は痛みはありません。
初期症状では痛みがないというところが、虫歯の怖いところです。多くの方が痛みを感じないため放置してしまい、気づかないうちに虫歯が悪化してしまうのです。
3段階目(C2)でようやく痛みを実感します。痛み方は、冷たいものを食べたり口に含んだりするとしみるといった感じです。

4段階目(C3)では、虫歯が歯の内部にある神経まで到達してしまうため、ズキズキと強い痛みに変わります。しかし、ゆっくり虫歯が進行した場合には、この状態になっても痛みを感じないこともあります。

5段階目(C4)まで到達した場合、体の免疫力が低下(風邪などの体調不良)すると、急に腫れて激しい痛みが襲います。ここまで進行すると誰が見ても虫歯だとわかるような見た目にまで悪化しており、抜歯するしかありません

虫歯のリスク

虫歯のリスク

虫歯の症状が悪化するほど、歯を削る量が増えてしまいます。そうなると、短期間の治療では対応が難しく、神経を取る処置(抜髄)が必要になったり、被せ物が必要となってしまいます。
被せ物の治療は、保険適用の銀歯であったとしても、時間もお金も多く必要となるので、ご自身の歯を少しでも多く残すためには、虫歯になる前の早期治療がとても大切なのです。

虫歯には早期の治療しかありません

先ほど説明した通り、初期の虫歯では痛みを感じませんが、放っておくとどんどん虫歯は進行します。特に症状がない方でも安心せず、長い間歯医者を受診していない方は定期検診を受けてみましょう。気が付かないうちに虫歯になっているかもしれません。また、少しでも違和感や痛みがある方は、歯医者を早めに受診しましょう。歯医者嫌いな人ほど、実は歯医者にこまめに通う事が重要なのです。

虫歯の治療について

進行ステージ別の治療内容

虫歯は英語でカリエス(caries)というのでその頭文字をとって、各進行度合いに応じてC0~C4の5段階に分類されています。ここでは症状や痛み、治療方法について詳しく説明します。

C0(第1段階目)

C0

初期の虫歯です。エナメル質の表の透明感がなくなり白くくすんだ見た目になります。再石灰化する可能性がある状態です。虫歯が進行していないかの定期チェックやフッ素の塗布を行うことが重要です。

再石灰化とは、脱灰が進行しても口の中の唾液によって、細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、溶け出したカルシウムやリン酸を再び歯の表面に取り込んでくれる働きのことです。

C1(第2段階目)

C1

エナメル質に穴が開いた虫歯です。エナメル質には知覚がないため痛みが出ません。そのため自分自身では気が付きにくい虫歯です。
虫歯が出来た場所にもよりますが、虫歯を削り取って保険適用の白い樹脂(CR…コンポジットレジン)を詰めることで、即日に治療が終了したり、場合によっては治療をせずに経過観察で済むケースも多いです。治療が必要であっても麻酔の必要もなく、患者様の負担も少なく済みます。

C2(第3段階目)

C2

エナメル質を超えて象牙質まで達している虫歯です。象牙質には象牙細管と呼ばれる細い管があり歯髄(神経)と繋がっているため、この段階になると、甘いものや冷たいものにしみたり、痛みを伴うこともあります。
しかし、中には無症状で虫歯が進行する場合もありますので注意が必要です。象牙質はエナメル質に比べて柔らかいため、C2の段階となると虫歯の進行速度は急に速くなります。

虫歯の場所や程度などによって処置の方法が異なります。C1と同様に虫歯を削り取って白い樹脂(CR…コンポジットレジン)を詰めるか、虫歯を取り除いて神経を保護するためのセメントを詰めた後にインレーという部分的な詰め物で治療します。
当院では術後に痛みが出にくいように詰め物(インレー)の場合は、一度虫歯を取り除いて神経を保護するセメントを詰めた後に、後日形成と型取りを行い装着と調整を行うため、最低3回の通院が必要となりますが、しっかりと歯の形が復元されるため、将来的に虫歯の再発リスクを低減することが出来ます。また、銀歯の場合は保険適用です。

C3(第4段階目)

C3

エナメル質、象牙質を超えて歯髄(神経)にまで達した虫歯です。歯髄には細かい神経や動脈、静脈などの組織があり、虫歯菌が侵入すると歯髄が炎症を起こします。そのため、強い痛みが出ます。これを歯髄炎と呼びます。また、この状態を数日放置すると一旦痛みは引きますが、これは治癒したわけではなく炎症が進行し、歯髄が壊死(歯髄壊死)してしまい痛みを感じなくなったためです。

放っておくと感染がさらに進み歯の根っこを超えて歯槽骨が化膿して、痛みも再発します。これを根尖性歯周炎と呼びます。処置としては、虫歯菌に感染した歯髄(神経)を完全に取り除く必要があります。いわゆる歯の根の中の神経の治療(根管治療)です。

C4(第5段階目)

C4

虫歯菌によりエナメル質や象牙質のほとんどの部分が失われ、神経が壊死した状態です。細菌が根の中からどんどん奥へ侵食してしまい、周囲の骨は大きく溶けてしまっているため、この状態になると抜歯は避けられません。

治療回数と費用感

虫歯の症状の程度によって異なりますが、CR(コンポジットレジン)と呼ばれる白い詰め物の場合、治療回数は1〜2回ほどになります。また費用感ですが、保険診療で行うことができ、3割負担の方で1本1,500円〜2,000円程度です。その他に、初・再診料、レントゲン等の費用が必要となります。

虫歯の治療は早ければ早いほど早く治せますし、何よりも治療費が安く済みます。当院は、年中無休で土日祝も診療していますので、お気軽にご来院ください。

痛みに配慮した治療

通常の麻酔は注射器を使用しますが、針が太かったり、麻酔をする時にぎゅっと強く注射器を押したり、麻酔液が体温より低かったりすると、痛みを感じることがあります。

まず痛くない麻酔を受けるために、針を刺す前に歯茎の表面にジェル状の麻酔を塗る表面麻酔という方法があります。表面麻酔をすれば、針を刺されても痛みは感じにくくなります。 表面麻酔は数分で効いてきますので時間はかかりません。
しかし、この表面麻酔は必ず使用しなければいけないものではないので、ご希望の方はスタッフに事前にお知らせください。歯医者によっては、貼るタイプやスプレータイプなど違いがあると思いますが効果は一緒です。

また、細い針を使用していますので、より痛みは軽減されます。
表面麻酔が効いてきた所で、注射器を使用していきます。 この時、針は一番細いタイプのものだと痛みが少なくなります。当院では31Gという細い針を使用しております。

ミニマルインターベンション(MI)

MI

ミニマルインターベンション(MI)という言葉をご存知でしょうか?
Minimal Interventionと英語で表され、意味は最低限の侵襲です。
歯科治療を行う際に、歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削り修復する治療法です。2000年に国際歯科連盟によって提唱され、現在歯科業界ではMIが浸透しつつあります。出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず、生まれもった歯を出来るだけ残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。

歯医者による虫歯治療の違い

歯医者による虫歯治療の違い 歯医者による虫歯治療の違い

虫歯の治療は、最近の技術の進歩により歯質とより接着しやすい材料も開発されてきたため、最小限の切削で治療できる範囲が増えています。また、歯が痛くなり心配になって歯医者に来たにも関わらず、「様子を見ましょう」と言われて不安に思ったことはありませんか?

原因がわかっていないのでは?と疑いたくなりますが、実は、経過観察の診断もきちんと意味があって様子を見ています。歯科では、一般的な疾患である虫歯や歯周病を扱っていますが、それ以外にも様々な理由でお口のトラブルが起きます。

例えば、歯に痛みを感じる理由でも虫歯以外にも、小さな歯のヒビから起こる歯髄や直接歯と関係なさそうな蓄膿症などの副鼻腔炎から歯に痛みが起こることもあります。ミニマルインターベンションを行うためにはしっかりとした診断を行う必要があります。

そのため、少しでも原因のはっきりしないものに関しては、むやみやたらに歯を削り、歯髄を取り除くようなことはいたしません。時には待機的診断法(経過観察しながら原因を特定する)を用いる必要もあります。

少しでも違和感を感じたらご連絡ください

少しでも違和感を感じたらご連絡ください

虫歯は痛みなどの初期症状がほとんどなく、じわじわと進行する怖い病気です。気づいたら手遅れの状態まで悪化しており、神経を抜かないといけない、もしくは抜歯しないといけない状態になっている可能性があります。
当院ではできるだけ削らない治療、そして痛みに配慮した麻酔処置などを心がけていますので、安心して治療に臨むことが可能です。まずは相談だけでも良いので、お気軽にご連絡ください。

記事の監修

この記事の監修 浜島均
あいおい歯科グループ 横浜駅前歯医者・矯正歯科
院長兼相生会理事長

浜島 均

経歴

愛知学院大学歯学部 出身
愛知県済生会病院 歯科口腔外科 にて研修
同大学 顎顔面外科学講座 口腔先天異常学研究室 所属
一般歯科医院を経て
2021年 あいおい歯科グループ 横浜駅前歯医者・矯正歯科 開院

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