糖分は虫歯菌の大好物です。糖分の摂取が多くなりがちな方は摂取する量に気をつけましょう。
糖質にも同様に注意が必要ですので、バランスの良い食事をとるように心がけましょう。
また、食事以外にも気をつけるべき生活習慣を下記でご説明します。
歯医者で定期的にクリーニングを行なっているからといって、ご自宅でのケアを疎かにしてはいけません。ご自宅で行うケアも口腔内の環境を良くするための大事なポイントです。
では、ホームケアとはどのようなことをすればいいのでしょうか?下記でご紹介していきます。
まずは一番の基本となる歯磨きです。ほとんどの方が毎日しっかりやられていることかと思いますが、正しく歯磨きができている方は実はあまりいません。
歯磨きは、ただ磨けばいいというわけではなく、ご自身の歯の形、歯並びにあった正しい歯ブラシを用いて正しいやり方で歯磨きをしなければいけません。
どうしても小さい頃からのクセや日々の歯磨きの中で自己流のやり方が生まれてしまうかもしれませんが、正しいやり方を歯医者で教えてもらいぜひ実践していただきたいです。当院では自分にあった歯ブラシの選び方から教えてもらえます。
歯間ブラシは歯と歯の間に通し、ゆっくりと動かします。早く動かしてしまうと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるため、ゆっくり行うことをお勧めします。
また、歯間ブラシはサイズがさまざまありますので、ご自身にあったサイズで使用することが大切です。自分ではどのサイズが適切なのかわからない場合は、歯科衛生士さんに相談してみてください。
デンタルフロスとは、ナイロンなどの弾力性のある細い繊維からできており、日々の歯磨きだけでは落としづらい歯と歯の間にいる汚れを落とすために使用します。深く入り込ませすぎると歯茎を痛めてしまう可能性があるため注意しましょう。
デンタルフロスを歯磨きの後に使用することで、歯垢(プラーク)の除去率が約20%もアップいたします。歯と歯の隙間を磨く事は通常の歯ブラシでは不可能なためデンタルフロスの使用は必須といえます。
キシリトールは、虫歯になりづらい口腔内環境を作るのに適しています。キシリトールの効果として歯の石灰化を促進してくれたり、虫歯菌を活性化させる酸を抑制してくれます。
食後や就寝前などに食べることをおすすめしておりますが、食べすぎると副作用として下痢を起こしてしまうため、注意が必要となります。
生活習慣は虫歯や歯周病のかかりやすさと大きく関係しています。
つまり、生活習慣を見直すだけでも虫歯や歯周病の予防につながっているのです。
糖分は虫歯菌の大好物です。糖分の摂取が多くなりがちな方は摂取する量に気をつけましょう。
糖質にも同様に注意が必要ですので、バランスの良い食事をとるように心がけましょう。
また、食事以外にも気をつけるべき生活習慣を下記でご説明します。
タバコは歯周病になる可能性が5.4倍高まってしまうと言われており、非常に危険です。1日に1箱以上吸うようなヘビースモーカーの方は特に注意が必要です。
歯の健康を考えるのであれば、吸わないという選択をお勧めしますが、近年では紙巻きタバコよりもアイコスなどの電子タバコの方が害が少ないとの研究結果もあがっており、どうしてもタバコを辞められないという方は検討してみてもよいかもしれません。
歯磨きはたくさんやればいいというわけではありません。磨き過ぎてしまうと逆に歯茎を傷つけてしまったりする恐れがあります。
虫歯や歯周病は食後や、口腔内が乾燥する夜に悪化する傾向にあるため、1日3回、朝昼夜の歯磨きをお勧めします。お昼は時間がないという方は、最低でも朝と夜の2回は歯磨きを行えると良いです。
食事の際に柔らかい食べ物ばかりを食べていると唾液の分泌が少なくなり、口腔内が細菌に繁殖されやすい環境となってしまいます。
そのようになってしまうと、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまいますので、硬いものも意識して食べるようにしていきましょう。
浜島 均
愛知学院大学歯学部 出身
愛知県済生会病院 歯科口腔外科 にて研修
同大学 顎顔面外科学講座 口腔先天異常学研究室 所属
一般歯科医院を経て
2021年 あいおい歯科グループ 横浜駅前歯医者・矯正歯科 開院
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