よく女性誌などの雑誌で取り上げられる「Eライン」を整えることができます。Eラインとは、鼻の先端と顎の先端を結んだ直線のことを指し、1950年代のアメリカの矯正歯科医リケッツ氏が提唱した「横顔を見る時の美の基準」になります。
このEラインは出っ歯で考えると分かりやすく、出っ歯の方は上顎の先端が前方に出ますので、顎の先端と鼻の先端を直線上で結んだEラインよりも上唇が前に出てしまい、理想的なラインとはいえません。
矯正歯科とは、悪い歯並び(不正咬合)を治す治療のことです。
不正咬合の種類には、例えば出っ歯、受け口、八重歯、すきっ歯などがありますが、この不正咬合を治しキレイな歯並びにすることで、人前で口を開けて笑える、会話や食事が楽しいなどのメリットを得ることができます。
マウスピース矯正で有名な「インビザライン・システム」を提供するアライン・テクノロジー社によると、歯並びが良くなくこれまで矯正治療をしたことがない人の中で、これから矯正をしたいと思う日本人の割合は、54.2%もあるということです。非常に興味深いですが、実に半分以上の方が矯正治療を受けたいと考えているようです。
矯正治療はどこで受けたらいいの?矯正歯科を受けるメリットは歯並びが良くなるだけに留まりません。
よく女性誌などの雑誌で取り上げられる「Eライン」を整えることができます。Eラインとは、鼻の先端と顎の先端を結んだ直線のことを指し、1950年代のアメリカの矯正歯科医リケッツ氏が提唱した「横顔を見る時の美の基準」になります。
このEラインは出っ歯で考えると分かりやすく、出っ歯の方は上顎の先端が前方に出ますので、顎の先端と鼻の先端を直線上で結んだEラインよりも上唇が前に出てしまい、理想的なラインとはいえません。
とはいえ、どんなケースでも上顎の前歯を後ろに下げた方が良いかというと、あまりに下げすぎてしまうと口元の膨らみが失われてしまい実年齢よりも老けた印象を与えてしまうこともあります。
患者様一人一人に合わせた最適なEラインをオーダーメイドで提案していくのが当院の矯正の特色です。
悪い歯並び(不正咬合)の場合、歯ブラシが隅々まで届かないため、プラーク(歯垢)をしっかり取り除くことができません。そのため、磨きにくい場所に汚れが溜まり、何度も同じ箇所が虫歯になる可能性があります。同様の理由から、歯周病にもなりやすいです。
しかし、歯並びを改善すると歯磨きがしやすくなるため、キレイにブラッシングでき、虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を手に入れることができます。
矯正治療を行うと噛み合わせが良くなり、歯が均一に接触するようになりますので、咀嚼効率が向上します。
均一に接触することで、1箇所の歯に過剰な咬合力がかからず、全体でバランス良く噛むことができるわけです。
これにより、生涯健康な歯を長く残せる可能性が高まります。
ちなみに咀嚼効率とは、どのくらい効率良く咀嚼(噛むこと)できるかを表す指標になり、例えばピーナッツや精米を一定回数噛み、どの位細かく噛み砕けるかを調べる事もできます。
ワイヤー矯正とは、ブラケットとワイヤーと呼ばれる器具を歯に装着して、適切な力を加えて歯を動かす、従来から存在する矯正治療法です。
ワイヤー矯正にもいくつか種類があります。矯正範囲の違いに全体矯正と部分矯正があり、装着方法の違いに表側(唇側)・裏側(舌側)・ハーフリンガルなどがあります。
ワイヤー矯正を詳しく見る近年登場した新しい矯正治療法で、透明なマウスピース(アライナーとも言います)を歯に被せて行う矯正治療です。メリットは、透明で目立たない点、自分で自由に取り外しができる点などがあります。
当院で使用しているマウスピース矯正装置「インビザライン」は、日本も含め多くの国で普及し、1200万人以上が利用している世界で最も信頼と実績がある矯正装置です。
マウスピース矯正を詳しく見る近年マウスピース矯正は色んな商品が登場してきていますが種類によっては想定通りの動きをしなかったり、中途半端な噛み合わせで終了してしまうケースも少なくありません。
信頼性という点では症例数も多く歴史もあるインビザラインが最適だと考えています。
インビザラインを提供している歯医者はたくさんありますが「どこで治療しても同じ結果ですか?」とのご質問を患者様からいただく事があります。
インビザラインは矯正の手段であって治療の結果をどのようなものにするかは担当する矯正医と患者様との間で決定する事になります。
ゆえに同じインビザラインで矯正を行なったとしても医院によって結果は様々です。そのため、より良い結果を求めるためには矯正の経験が多くあり、患者様が納得いくゴールの提案をしてくれるような矯正医にお願いした方が良いでしょう。
小児矯正とは、乳歯から永久歯が生え変わる、6歳から12歳までに行う矯正治療のことで、一期治療とも言います。
子供の成長発育の段階のため、顎のバランスを整えやすく、歯が生え揃うためのスペースを作り出すことが目的です。
矯正治療は多くの場合、保険外の自費診療のため、高額な費用がかかります。歯医者によって費用は異なり、70万〜150万円とかなり差があります。
一般的に地方よりも都市部の方が高く、唇側矯正(歯の表側にブラケットをつけて行う矯正。表側矯正のこと)よりも、舌側矯正(歯の裏側にブラケットをつけて行う矯正。裏側矯正のこと)の方が1.5倍ほど高いケースが多いです。
また、矯正歯科とは別に、小児歯科の中でも矯正治療を行う事があります。矯正歯科の場合は装置毎の費用はかからず、治療完了までの費用をまとめて最初に支払うことが多いのに対し、小児歯科の場合は装置毎に費用を表記しているケースも多くあります。
そのため、価格を比較するのであれば、治療完了までにいくらくらいかかるのかを事前に相談された上で比較検討された方が良いかもしれません。
唇側矯正(表側矯正) | 700,000円 |
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舌側矯正(裏側矯正) | 1,000,000円 |
マウスピース矯正(インビザライン) | 900,000円 |
保定装置(リテーナー) | 上下片顎30,000円 + 型取り費用8,000円 (当院で矯正治療を行った方は 初回のリテーナー費用は無料です) |
初回診断料 | 50,000円 |
当院では、デンタルローンと呼ばれる、最大120回払いまでの分割払いシステムを採用しておりますので、無理なく治療をスタートすることができます。
抜歯しなくても矯正をすることは可能です。ただあまりにも顎が小さいなどの理由がある場合、歯がきちんと歯列に並びきれないケースになり、便宜抜歯といって歯を抜くことが必要となります。
椅子(歯列)に並びきれない歯
便宜抜歯することでスペースを確保
抜歯をする、しない、というのは治療結果に影響を及ぼすことになります。そもそも、歯並びが悪いということは、何らかの原因があるためです。一般的には顎骨が小さいケース、歯が大きいケースなど、歯がきちんと生えられるスペースが無いせいで、出っ歯や乱ぐい歯が生じています。
矯正治療は、歯に何らかの装置(ワイヤーやマウスピース)をつけて力をかけることによって移動させ位置を改善するものです。ですが、矯正治療そのものでスペースの無いところにスペースを作ることはできません。
にもかかわらず、歯を無理やり並べた場合、歯のアーチを広げることになり、たとえ歯が並んだとしても、やたらと大きなアーチになってしまい、Eラインは崩れ、むしろ見た目が悪くなるということもあります。
抜歯以外の方法でも歯と歯の間を僅かに研磨することで、スペースを確保する手段などもあるため、当院ではまず治療後どのようになるのかをご説明させていただき、その上でどのような方法で矯正治療を行っていくのか、患者様と一緒に考えるという姿勢をとっています。
矯正治療は歯に力をかけて移動させる治療なので、多少は痛みを伴います。
痛みの程度は矯正の方法、矯正を行う年齢によっても異なり、強い力がかかるものほど痛みが強く、骨が柔らかい若年者より骨が硬くなった成人のほうが痛みは強い傾向があります。
ただ、いずれの方法であったとしても、我慢できないほどの痛みが矯正をしている間ずっとかかり続けるというものではなく、矯正を始めた初期が最も強く、ある程度矯正が進んでくると痛みが治まることがほとんどです。
矯正治療は多少の痛みを伴い大変ではありますが、治療後に得られるキレイな歯並びはかけがえのないものです。
痛みがあるからといって諦めずに、痛みの少ない矯正方法も検討してみてはいかがでしょうか。
浜島 均
愛知学院大学歯学部 出身
愛知県済生会病院 歯科口腔外科 にて研修
同大学 顎顔面外科学講座 口腔先天異常学研究室 所属
一般歯科医院を経て
2021年 あいおい歯科グループ 横浜駅前歯医者・矯正歯科 開院
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